運動不足の解消法

大人になると、なぜ人は太りやすくなるのか

大学進学で上京する、また社会人として上京する、これからの一人暮らししにワクワク感と不安と入り混じっている方が多いでしょう。
自由になるという嬉しい気持ち、それとは別に一人で何でもこなすことが出来なければ・・という不安、先輩方もみんな持っていた気持ちですから大丈夫です。

高校卒業後、大学に進学、そこで一人暮らしになるにしても、大学から社会人になる時に上京するという場合も、気を付けたいのが体重です。
いきなり激務になって痩せるという人もいますが、多くは「太り」ます。

なぜ太るのか?というと、高校の時には体育があり部活があった、だから食べても太らなかった、大学時代はサークル活動などで運動していた、だから同じ量食べても太らなかった、という理由が挙げられます。
また、16歳くらいから19歳くらいにかけてと、20歳からそれ以降にかけて・・・というと、運動量もそうですが、新陳代謝に違いが出てくるのです。

思春期は新陳代謝が活発ですが、思春期を過ぎると代謝は「自分から運動などをしっかり行いあげていく」事が必要なのです。
自転車に乗っていたのに車、バイク生活になると極端に歩く量が減ります。
それでなくても運動量が必然的に減っているといわれているインドア世代、ゲーム世代ですから、運動の基礎筋肉もあまりついていない可能性がある世代です。
運動をしっかり行うという事を考えておかないと太るのは当然ともいえるのです。

運動不足がもたらす事

運動不足で太っても別にいいじゃないか、という人もいますが、これは「いいじゃないか」といえない時が必ずやってきます。
運動をしないと体内の新陳代謝がどんどん低くなり、太りやすい状態になります。
すると肥満状態になり、高血圧、糖尿病、血中脂肪が多くなり代謝異常の状態となります。
これによって引き起こされるのが、脳卒中や腎臓病、肝臓病に心臓病です。

長くこうした運動不足状態が継続すればするほど、生活習慣病のリスクが高くなりますし、突然死というリスクも高くなります。
若い世代の糖尿病や高血圧症は本当に多くなっているのです。

新陳代謝が低くなると今度は体の血液循環やリンパ液などの体液の樹幹が悪くなります。
便秘や肩こりなどの症状も出てきますし、体力低下はもちろん、抵抗力が低くなり風邪、インフルエンザなどももらいやすくなるのです。

運動は意識すればいつでもできる

1日たった20分、ウォーキングをしている人、全く運動しない人を比較すると、脂肪率が16%から30%も違う、つまり運動をしている人の方が死亡のリスクが低いという結果もイギリスの研究からわかります。

肥満じゃないから大丈夫という事ではなく、運動不足こそ死亡リスクの危険因子であることを理解しなければなりません。
しかし、これまで全く運動をしていなかったという場合、心臓などにかかる負担が大きいので、まずは部屋の掃除などから少しずつ体を動かす、こういう事が嫌いなら、一駅分歩く、これも朝眠くて無理という事なら帰りに多く歩く、また駅で階段を使うなど、運動する意識を持つだけでも毎日少しずつ運動できるようになります。

ジムに通うとかそういったことはしなくても構いません。
ただ運動しようという意識を持っていれば、生活の中で運動する時間が作っていけるようになります。

カテゴリー: 上京生活を楽しむコツ